ストレスで脂肪が増える！？

お忙しい中こちらのブログに足を運んでいただきありがとうございます。現代はストレス社会と言われるほど誰もがストレスを感じやすくなっています。ストレスは心身にさまざまな不良をもたらし、体脂肪がつくことにも寄与してしまうので、今回はその理由と対処法について紹介します。

ストレスホルモン「コルチゾール」

ストレスを感じるとストレスに対抗するためにコルチゾールというホルモンが分泌されます。
ストレスに対抗するために分泌されるのですが、これによって

• 過剰な食欲
• 基礎代謝の低下

を招いて脂肪の増加につながってしまいます。それぞれ詳しく説明します。

幸せホルモンを減らして過剰な食欲

長期にストレスが多い環境にいてコルチゾールが過剰に分泌されると幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが減少します。セロトニンは食欲を抑えるように働きますが、その働きが低下して食欲を増やしてしまいます。
結果、食べ過ぎにつながり肥満の原因となってしまいます。

成長ホルモンの働きを阻害し基礎代謝低下

成長ホルモンは基礎代謝をコントロールするホルモンの一つです。
コルチゾールは成長ホルモンの働きを阻害するので、過剰分泌によって基礎代謝が低下し脂肪が増えやすい体質になってしまいます。

ストレスの対処法

ストレス対処方法は様々ありますが、いくつか紹介します。

• マッサージ
  血流がよくなり、身体の緊張がほぐれてリラックスできます
• 音楽を聴く
  音楽療法のように心身の健康のために音楽が使われているように、音楽を聴くと自律神経が整いストレスを減らします
• 散歩
  散歩をすると幸せホルモンのセロトニンが分泌されて精神の安定や安心感をもたらします。
• 運動
  運動をすることによって、交感神経がプラスに作用する時間が長くなり、ポジティブになりやすくなったり、ストレスを解消させるためのホルモンが分泌されたりします。

こちらの記事でも運動(筋トレ)でストレスが解消できることについて紹介しているのでご覧ください。

まとめ

ストレスを溜めないようにするのは難しいと思いますが、音楽を聴いたり、軽く散歩したりと簡単なことでストレスをためないようにしていただければと思います。

参考

Dallman MF, la Fleur SE, Pecoraro NC, Gomez F, Houshyar H, Akana SF. Minireview: glucocorticoids–food intake, abdominal obesity, and wealthy nations in 2004. Endocrinology. 2004 Jun;145(6):2633-8.

Warne JP. Shaping the stress response: interplay of palatable food choices, glucocorticoids, insulin and abdominal obesity. Mol Cell Endocrinol. 2009 Mar 5;300(1-2):137-46.

Kiecolt-Glaser JK, Habash DL, Fagundes CP, Andridge R, Peng J, Malarkey WB, Belury MA. Daily stressors, past depression, and metabolic responses to high-fat meals: a novel path to obesity. Biol Psychiatry. 2015 Apr 1;77(7):653-60.

Moyer AE, Rodin J, Grilo CM, Cummings N, Larson LM, Rebuffé-Scrive M. Stress-induced cortisol response and fat distribution in women. Obes Res. 1994 May;2(3):255-62.