【削除覚悟・県政批判】アプリで青森県民の食事傾向調査いる？

キャッチーなタイトルで興味関心を惹こうとしています。大変申し訳ございません。
青森県民の一人として、その若さとカリスマ性から全国的にも注目度の高い宮下知事がどういった政策を打ち出していくのかは注目をしていて、Youtubeを見ていたら、パーソナルトレーナーとして気になる施策の動画があったのでそれを見たのがこの記事を書くきっかけとなりました。

動画はこちら↓

食事管理アプリで県民の食事傾向調査

気になった事業の概要です

• 食事記録ができるアプリで県民の食事傾向を調査
• 食事記録をたくさんした方にはAmazonギフトカード2,000円プレゼント(1,000名限定)
• 県民が日々の食事の栄養バランスを気づかうきっかけづくりにする
• 健康づくり施策の参考にする

といった内容です。
使うのはカロママプラスというアプリです。
食事の写真からカロリーを計算したり、カロママプラスに登録されている市販品やよくある献立からカロリーを計算できます。
まず、事業の目的のひとつ「県民が日々の食事の栄養バランスを気づかうきっかけづくりにする」は素晴らしいことだと思います。しかし「健康づくり施策の参考にする」ことについては「参考になんねぇはんで！」と思ったので、手段としてこのやり方だと良くないよねと思うことを書き連ねていきます。

調査で集まるデータは多くの県民に当てはまるのか？

まずこの調査に応募する県民はどんな方でしょうか？2024年3月現在、この事業がどれくらい県民に認知されているか調べてみました。

青森県主催！青森県民限定！Amazonギフトカード2000円分プレゼント！⁰食事解析アプリ「カロママプラス」に2/17までの入力期間中、食事状況を多く入力いただいた順にプレゼントします！（※1000名様まで※お申し込みが必要です。)⁰申込は1/16まで！参加無料です！⁰⁰https://t.co/L0fL5pw27a pic.twitter.com/q8PCozkXoO

— あおもり健康情報局 (@aomori_kenkou) December 15, 2023

• 青森健康情報局Xアカウントでの投稿2023/12/15　22いいね 約4600表示
• 青森県知事のA-TubeYoutube#15 食事を撮ってカロリーを見える化。ご協力いただいた方にギフトカードを差し上げます。A🍎Tube NEWS　再生数約3,200 高評価124
• 県広報番組では放映無し（参考：これまでの県広報番組（令和5年度））

おそらく主な周知活動はこれくらいかなと思います。
各媒体の反応を見るにほとんどの県民は事業の存在すら知らないと思われます。下手したらAmazonギフト券を用意している1,000人も集まってるのか怪しい、、、

この調査に応募する人物像を想像すると「県政に関心がありＸやYoutubeをよくチェックしていて、かつ健康意識が高いまたはAmazonギフト券2,000円が欲しい人」と思われます。こういった人から集まったデータが多くの県民に当てはまると言えるのかは疑問ですね。。。。

募集期間1ヶ月、調査期間1～2ヶ月

確認できる限りですが、募集期間は2023年12月中旬に周知をしていて、申込期限が2024年1月17日なのでおよそ1ヶ月でした。また、調査期間が2024年2月17日までなので、集まるデータは1～2ヶ月分のはずです。四季がある日本において、とりわけ冬季間は雪も降る青森県では食事内容に季節変動もあるかと思うので調査期間はとても限定的だと思います。集まった食事データから打ち出したい施策が1月～2月の食生活に関する施策というなら理解できますが、きっとそうではないでしょう。。。

いいアプリを県民に使ってもらうだけでいい

今回の事業で使われているカロママプラスはとても素晴らしいアプリだと思います。ほかにも似たようなアプリにマイフィットネスパル、カロミル、あすけん、OWN.などがあります。これらのアプリで使われている食事指導内容は今回の県の事業とは比較にならないほどのデータ量をもとにしている点では食生活改善に有効な可能性が高いはずです。
パーソナルトレーニングジムでは食事指導をしているところがほとんどで、当ジムは有料オプションとしています。ただお金がかかることなので、食事管理をある程度自分で頑張れる方にはこういったアプリを紹介しています。
とてもいいアプリばかりで、無料機能でも十分ですし、月々数百円かけるだけで個人に合わせた食事アドバイスをもらえたりします。パーソナルトレーナー泣かせのアプリたちです。笑

個人的には今回の県の事業に税金をかけるくらいなら、これらのアプリを県民に使ってもらうことに税金をかけて周知活動を大々的にした方が何倍も県民の健康のためになると思いました。

県民からモニターを募集して、1年などのある程度のスパンで使ってもらい健診結果が改善したという結果をアプリを提供している企業に提供することで逆に企業から資金を引き出すようなやり方もあると思います。
いい案だと思った関係者の方はぜひ当ジムの体験トレーニングにお越しください。（脈絡無視！笑）

まとめ

県政に関心がありヘルスケアアプリにも携わったことのあるパーソナルトレーナーとしておや？と思った事業だったので記事を書いてみました。
自分の予想を裏切りこの事業が上手くいって県民の健康に寄与することを期待しています。